4桁のいいねとRTでビビるw


これが本業より広まるという悲しさ(笑)

知人がTwitterで「トヨタの黒字は下請けにコスト削減を強要したせい」という話をRTしていたので、そうかもしれないけどトヨタはそんなにアコギじゃないよというつもりのtweetでした。

もう昔の話なんですけどね。でもいまも変わらないと信じてます。友人のモータージャーナリストからトヨタのスピリットを聞いてますので。

親戚の会社ってのは、もともと祖父が興した会社です。当初は船会社向けの計量器とか、計量器の誤差をチェックする機械を扱っていたらしい。ちなみにその会社があった場所が私の本籍地。東京都港区東新橋****。もうこの地番はないんですけど、日本の鉄道発祥の地の近くなので動かさないつもり(笑)。

祖父の会社は後に奥沢へ移転し、そこそこの規模だったらしい。ところが事業に失敗したか騙されたかで整理して、麻布十番に移転します。いま三幸園っていう焼き肉屋さんがあるところ。長男の親父は放蕩しており、事業を継がずに旅行業界、航空業界へ。倒産の危機も顧みずですよ(怒)。

貧乏くじを引いて跡を継いだのが三男の叔父。この人がすごかった。ドイツの検査機メーカーと仲良くなって、渦流探傷器の日本販売権を取ってきちゃった。さらに、バブルに乗じて麻布十番の借地をウマいことして借金をすべて精算、五反田に移転しました。

ここでも書いてます。
新幹線台車亀裂、川崎重工だけの過失だろうか (5/5) – ITmedia ビジネスオンライン

文中では知人となってますが叔父です。バレて「なんで知人なんだよ」って文句言われました(笑)。そのとき叔父の会社は事業縮小してほとんど登記だけ。でも、請われて続けている取引先があったのでボカしたんですね。

上の記事にあるけど、ものすごく性能のいい渦流探傷器をトヨタが採用してくれて、下請けが作った部品をその機械でチェックするんです。そうすると、不具合が出るとロットごと返品になっちゃう。そりゃたまらんということで、下請けさんも同じ渦流探傷器を導入して出荷検査をするんです。日本の自動車業界はそうやって品質を上げてきたんですね。

記事にはないですけど、ラジアルタイヤに編み込まれているスチールコードにも使われていました。東芝の電球のフィラメントもふくめて、意外と皆さんのまわりにあるもので活躍してたんです。

そんな話をなんで知ってるかというと、高校時代、ボクは学校の帰りに叔父の会社に寄って遊んでたから。叔父の会社にPC9801があって、テレックス専用機。ふだん稼働してないから、ボクはそのPC9801で大戦略をやってた。毎日(笑)。そして遊びながら、叔父の仕事の会話を聞いてたんです。大学時代は「オモチャ貸してやったんだから手伝え」とかいわれて、運転手もやったなあ。クルマに機械を積んで、夜通し走って釜石とか吹田とか行ってました。富山の不二越にも行った気がする。あと、渦流探傷器をPCで制御するキットがでたので、実は私が作ったPCを組み込んで納品したところもあった気がする(笑)。あ、関越で覆面に捕まったw

この話のオチは、今日公開されたこの記事のなかで

「急行電車の混雑」「エスカレーター歩行」はなぜ生まれるか リニアの必要性と“移動”の意味 (1/6) – ITmedia ビジネスオンライン

高校時代、うっかり通学区間以外の定期券で改札を通ってしまった話を書いてます。これが、学校帰りに叔父の会社で大戦略をやるためだったんです。

羽根つき餃子、歓迎(ホワンヨン)に行くなら本店にすべし。

8週間に1度の通院日でした。県境越えで都内へ。帰りは多摩川を渡ってコストコ川崎店で買い物というパターンです。いつもはコストコでランチなんですけど、今回は蒲田によって「歓迎(ホワンヨン)」で昼飯。

ここのイチオシは「茄子の揚げ餃子」です。大森に住んでいた頃、ニイハオの次に行った店が歓迎の「あやめ橋店」でした。餃子の種類がたくさんあって、しかも揚げ餃子、水餃子、焼き餃子の餡がぜんぶ違うという芸の細かさに感動しました。

そして変わりメニューとして食べた茄子の挙げ餃子が大当たり。表面はパリッとして、中身は熱い肉汁たっぷり。茄子が油と汁の両方を吸って、茄子本来の甘みと合わさってもうね……。

茄子の揚げ餃子

茄子の揚げ餃子

ところがある時からあやめ橋店のメニューから茄子の揚げ餃子が消えて、頼んだら作ってくれたけどあんまり美味しくない。油ギトギト。それで10年くらい遠ざかってた。当時、一緒に感動した友人が先週行って、「久しぶりに行ったら茄子の揚げ餃子がなかった」とガッカリしてた。

でもググったら本店にはあるみたい。おりしもテレビで蒲田の餃子対決をやっていて、歓迎本店で茄子の揚げ餃子が出ているではありませんか。あるんじゃん!!

というわけでおともだちに「ボク医者の帰りで時間が読めないんですけど来て」と無理を言って蒲田集合。だって冷やし中華も食べたかったし、焼き餃子も食べたかったし。1人じゃ無理。中華は複数で行かないと。

羽根つき餃子


冷やし中華


いやあー10年ぶり? ウマかったー。通院日の定番コースに入れちゃおうかなあ。というわけで、歓迎は支店を増やしてますが、行くなら蒲田本店ですよ。JR蒲田駅東口から徒歩5分。駐車場はマルエツ蒲田店地下のタイムズが便利っす。2000円以上の買い物で1時間無料です。

店内にタレントさんの写真がたくさん。志村けんさん堺正章さんが若い。志村さんは真面目な人柄がわかります。

歓迎の焼き餃子も肉汁たっぷりで、テレビ番組によると、その秘密は切り干し大根を入れているからだそうです。肉と野菜から出るスープを切り干し大根が吸って、噛むと絞り出される。なるほどねー。そういえば麻布十番の登龍の餃子は春雨を入れてました。登龍の餃子も本店だけで、麹町の支店にはなかったな。

羽根つき餃子の元祖你好(ニーハオ)の焼き餃子はとてもスタンダードで安い。毎日食べられる感じ。歓迎はいろんな中華を食べたいときに。大森に住んでるときはほとんどニーハオだったな。大森駅前にも支店ができたし。歓迎も大森店があるけど茄子の揚げ餃子はなくて残念。

羽根つき餃子「歓迎」の公式ホームページ – 蒲田元祖羽根つき餃子、中華料理、台湾ラーメン、イタリアン、ワイン、ピザ、パスタ
蒲田名物 元祖羽根付き餃子の店 手作り餃子 通販、取寄 ニーハオ
高級中国名菜・皇麺:登龍

気持ちが落ちたら歌を聴く

なんともやるせないニュース。死にたい気持ちと、患者の気持ちに寄り添いたい医者。全員許してあげたいけど、そうもいかないんだろうな。
NHKのドキュメンタリーはこちら。NHKオンデマンド | NHKスペシャル 「彼女は安楽死を選んだ」 違う病気ですけどね。
死にたい人の死ぬ権利をときどき考える。死にたい気持ちを生きたい気持ちにする取り組みはずいぶんあるんですけど、即効性がない。鉄道自殺のニュースを聞くたびに考える。死にたい権利は認めてあげていいんじゃないかと。でもこっちは迷惑かけられたくないからね。誰にも迷惑をかけずに死ぬ権利を尊重する方法はないかというと、安楽死に行き着くんですけど、制度化すれば悪用して殺しちゃう人もいるしね。

いつもその辺がモヤモヤして、たいていこの歌を思い出します。

今日で命が 燃えつきるとしても
それでも人は 明日を夢見るものか

MIO MEN OF DESTINY 歌詞 – 歌ネット

すごい歌詞だなあと思う。生きようという気持ちを持ち続けたいと思うんだよね。

この歌詞を書いた人は安藤芳彦さんです。調べたら、SHO-YA の『限界LOVERS』も安藤芳彦さん


SHOW-YA 限界LOVERS 歌詞 – 歌ネット

ああ、なんか納得。すごくガンダムっぽい(笑)。もうね、背景をガンダムにしてMADにしたいくらいピッタリ合う。
安藤芳彦さんはドラマチックな歌詞を書くひとかな。作詞家で追いかけたい感じ。

安くなるほど捨てられる。

ビニール傘が出回る前……なんてもう僕ら忘れかけてますけど、僕の子どもの頃の傘はわりと良い値段で、電車に置き忘れるとガッカリするわけです。でもビニール傘が500円くらいになると、出先で買えるから持ち歩かないし、置き忘れてもなくしても、まあいいやってなる。会社にも家にも溜まってくでしょう。「コレ誰の? わからないなら借りてくね」なんてね。傘は天下の回りもの。

で、傘がどんどん安くなって、一時期は100円ショップで見かけたりして、こうなると道ばたに捨てられる傘を見かけます。雨風の強い日はとくに、壊れた傘も、そうでない傘も落ちている。洗って直して使おうなんて人はいないよね。捨てるならちゃんと捨てれば良いのに、その手間の価値さえないみたい。

で、何が言いたいかというと、最近、マスクが落ちてますねぇ(笑)。マスク、品薄時代が終わって、安くなったんだなあと。道ばたを見て実感するんです。

モノは安くなると捨てやすくなるんですね。

ヒトはどうなんでしょうね。
世の中には命の値段が安い国があるんですよ。だからすぐ処刑。戦争。自爆テロ。なんであんなことするんだろうと思うんですけど、命が安いんですね。
日本にも命が安い時代がありました。何かあったらすぐ切腹。斬り捨て御免から特攻隊まで。結構長かったですよ。
日本の命の価値が上がった時期は戦後からでしょうね。

命に関しては、量産してたくさんあって安くなるモノじゃないですからね。命の価値を上げる方法は教育です。
とりとめもなく社会派的なまとめ。ちゃんちゃん。

水槽メンテナンス。

水槽を掃除しました。もうね、水草も底砂もビロードみたいな藻が張り付いて、ガラスは苔だらけで中が見えない状態でした。作業を始める前に撮っておけば良かった。汚いけど。

水を半分くらい交換して、水草をすべて水洗いします。熱帯魚水槽の水って、ぜんぶ替えちゃダメなんです。魚の生活に必要なバクテリアを残します。バクテリアのおかげで排泄物が分解浄化されるんです。水草は母が洗ってくれました。退屈してるみたいだったので(笑)

水が透き通ったら、ちょっと大きめの平べったいヤツが2匹減ってました。死んで溶けちゃったんでしょうね。あるいは喰われたか。それも自然の摂理。稚魚が数匹現れました。これも生命の営み。針金みたいなサイズで買ったネオンテトラ100匹は大きくなって、群泳がきれいです。

「こんどウチで中学生の女の子を預かることになってさ」

「こんどウチで中学生の女の子を預かることになってさ」

行きつけのコンビニのレジのオタ風お兄ちゃんが言うんです。ちょっとした会話を交わすくらいの仲になってまして。

「おいおい、ヤバイな。なんだそのラノベみたいな展開は。けしからんぞ」

「いやぁ、九州の大雨でさ、親戚の家が流されちゃって。で、丸ごと世話できる家がないから、一家離散。ウチも女の子がいるからその子を預かろうと。学校も流されて再開の見通し立たないらしいよ」

レジの兄ちゃん、若いと思ったら子供いたんだ。ちなみにバイトかと思ったら店長だったとか、わりとびっくりさせてくれるヤツ。頑張ってんな。中学生の心のケアしなきゃだね、なんて話で店を出たんだけど、こういう話を聞くと被災がグッと身近になる。

さて、Go To キャンペーンが迷走してます。なんで批判されるか、ちきりんさんの説明はとてもわかりやすいです。でもそれは世間の感情プラス、お前レバレッジ言いたいだけちゃうんかい、という話です。これだけで納得しちゃマズいよ。

Go To キャンペーンのきっかけは確かにコロナ。外出自粛で観光業がダメージを受けたから。何しろ国がインバウンドの錦の御旗を掲げて投資を煽ったから。その返済負担がのしかかる。だから国は責任を取らなきゃいけない(コレも書いてないね)。

だけど、政財界が「Go Toキャンペーンちょっとまて」という理由は主体が国土交通省だからです。オマエそんなことしてる場合かちょっと待て。平成2年7月豪雨の被害が現在進行中で未確定です。その対応はどこが主管でしょうか。交通インフラ、住宅、土砂崩れを起こした山林、洪水を起こした河川の主管は国土交通省です。予算も、人的リソースも、最優先、いや総動員しなくちゃいけない。

だからワタシは「Go Toキャンペーン」が経産省の事業なら文句は言いません。タテワリ行政は承知。省庁をまたがって予算は動かせない。でも農水省が和牛キャンペーンを口にしたとき、やっぱり叩かれたじゃありませんか。自分の省庁の所管内でできることをやろうとしただけなのに。

で、今回は、水害もGo Toもてめぇんとこ、国土交通省なんですよ。同じお財布で、しかも片っぽは使途の全額がわからない。その状態で旅行キャンペーンに予算を使うんですか?

これ要するに国土交通大臣がダメなんですよ。先代もそうでしたが、官邸から言われたら「そうですね」、官僚から言われたら「それでいいよ」。そんな態度だから辻褄が合わなくなる。そういう話をひっくるめて、国土交通大臣を傀儡政党にやらせちゃだめと思うんだよね。リニアも長崎新幹線もみな同じ。頼むから国交大臣は総理と同じ政党で、ツーカーの仲の人にやってもらいたい。

観光業界がダメージを受けています。それは承知。私のまわりにも従事する方はいらっしゃいます。極論すれば、大都市の鉄道以外はすべて観光業界といっていい。だから、「Go To キャンペーン」は「一縷の光」というかたもいらっしゃる。でもね、一縷の光さえ届かず、真っ暗闇の中の人々がいます。そこに思い至りませんか。

私が行きたい旅行先のほとんどが闇の中です。旅行資金を援助してもらっても、使うところがありません。だから中止ではなく復旧まで延期しましょうよ。むしろ旅行好きな人は政府の援助がなくたって動く。

そういう人たちの心意気を受け取るために、旅行業界は知恵を絞りましょう。鉄印帳は完売ですよ。増刷もされています。国の支援はありがたいけれど、旅行業界は知恵と手間で戦える人がいます。だからちょっとくらい後回しでも、被災地支援が先です。

もちろん両方しっかり手当てしてくれるなら文句言いませんけどね。いまの国交省はぜんぶちゃんとできたことがないんで信用できません。

これが問題の本質です。