鉄道自殺が後を絶ちません。人生に絶望した人が通り魔事件を起こして自殺。「死にたいなら一人で死ね」という発言が炎上しています。
なんか、死が軽すぎるなあ。そんななかで、NHKがこんなドキュメンタリーを放送しました。
NHKスペシャル | 彼女は安楽死を選んだ
NHKオンデマンド | NHKスペシャル 「彼女は安楽死を選んだ」
意思表示もできず機械に生かされるくらいなら死にたい。私と同じ歳の女性でした。身体の筋肉が萎縮する病気です。病苦で何度も自殺を試みていたけど死ねなかった。
日本では延命治療を拒否する「尊厳死」は認められています。しかし、瀕死にならない病気の人は死ねません。殺すと殺人罪です。
でも、スイスは厳正な審査と本人の意思確認のうえで安楽死が認められます。その場面もやってました。点滴に茶色い薬を入れて、本人がチューブのバルブを開けます。家族にお別れの言葉を継げた後、眠るように死にました。まさに安楽死。
日本からも毎年、数人がスイスへ安楽死に行くそうです。
でも、死にたいと言うだけでは死ねない。不治の病とかね。
将来の不安とか、精神的苦痛でも、安楽死って認めてもいいんじゃないかなあ。肉体的苦痛と精神的苦痛はどっちも重いはずだよな。
自分の意思で死を選べる世の中。死を選ぶ権利。重い余韻でした。