『教場』 ドラマと小説

木村拓哉さん主演のドラマ『教場』の原作。警察学校の学生たちと鬼教官の物語。

ドラマ『教場』は去年の正月ドラマで、フジテレビ開局60周年記念として作られた。今年の正月は『教場2』をやった。『教場』が積み録状態で1年も寝かせて、『教場2』は録画失敗。Tverの見逃し期限がで残り1週間だったので2本をまとめて観た。それがすごく面白かったので、原作も読んでみた。

原作は『教場』『教場2』『教場0』の順に出ている。ドラマ『教場』は原作『教場』のいくつかの話を抜き出した。一部はドラマ『教場2』で使われた。原作『教場2』はドラマ『教場2』に使われたのかな。あとで原作『教場2』も読むつもり。

第一印象として、これを映像化した人はすごいな。原作には原作の良さがあって、それは甘っちょろい学生の心のユルさ、秘めた悪意、闘争心と、それを痛快に暴いていく鬼教官という構図。それを短編連作で静かに淡々と進行していく。

ところがドラマは、原作者がせっかく短編にバラした(笑)物語を1本の長編ドラマに紡いで、さらに場面を盛り上げて、登場人物を丁寧に作り込んでる。ラストは3年B組金八先生のような感動を演出する。対校した学生のその後と交流も描く。不幸な始まりだったけど、友情っていいよね、みたいにしちゃう。原作ファンからしたら「やりすぎ」と思うだろうなあ。でも、ドラマは本当に良くできてた。それは原作があってこそ。

高倉健の映画『鉄道員 ぽっぽや』と浅田次郎の短編『鉄道員』の関係によく似てるなと。
どちらもいいです。でもドラマはホントすごい。



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